2023年11月16日 木曜日(晴れ後雨)室温16°湿度60%



冒険系の本、角幡唯介著「狩と漂泊」「犬橇事始」

早稲田大学冒険部出身で冒険家の著者が北極を単独で旅をするシリーズで
前回は極夜と呼ばれる一日中陽が昇らない時期を旅したが今回はその続き。
まず第一部「狩りと漂泊」では北極を旅するにあたり目的地を定めず
出来る限り食料を現地調達し旅を続ける話で
そんな中著者は今の人力で橇を引く形に限界を感じ犬橇で旅する事を思い付く。
この犬橇で狩りをしながら移動するというのはエスキモーの伝統的なスタイルらしく
測らずその継承が現地の人々との交わりを深くし巻き込んで行く。
そんな犬橇に関するあれやこれやが第二部の「犬橇事始」
こちらはほぼ犬橇の話でなるほどそんな仕組みになってるのかと
知られざる犬橇の世界が覗ける。
著者はこの本の中で自分オリジナルの地図を描き良い猟場、良い土地を探すのを新たな冒険とし
そこに今後の時間と労力をかける事を誓うのだが
それがだんだん伝統的なエスキモーに近づいて行く様は面白く
まるで日本で外人さんが伝統的な登り窯で器を作ってる感じ。

狩りはやってみたいけどイカ以外さばいた事がないからなぁ


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