2019年5月21日 火曜日 (晴)室温23°湿度54%



久しぶりの映画鑑賞、クリント・イーストウッド監督・主演の「運び屋」を観て来た。
実話を元にした作品で御年88歳のクリント・イーストウッドが麻薬の運び屋を演じており
ではさくっとストーリー
家族のためと仕事第一に農場を経営し順風満帆の人生を送っていたアール・ストーンだったが
時代の流れについて行けず農場は閉鎖、気が付くと一文無しの孤独な老人となっていた。
そこへ車を運転するだけと簡単な仕事を持ちかけられ軽い気持ちで受けるも
実は運ぶ荷物はメキシコ麻薬組織のコカインだった。
最初は一回だけと思い引き受けたアール、
しかし大金を手にし家族との生活を取り戻そうとするあまり二回、三回と次第に抜けられなくなるのだった.....
まずは何と言ってもおじいちゃんになったクリント・イーストウッドに驚くが
これが演技なのかどうなのか、いや88歳だもの当然とも思え
日曜洋画劇場で「ダーティーハリー」を観てた世代としては感慨深いものがある。
物語りは内容の割りに意外と軽いタッチで描かれていて主人公アールのひょうひょうとしたキャラクターがそのまま作品に現れてる。
全体に現代の効率重視な社会へ対してのアンチテーゼがあちこちに見られ
そんな現代社会への風刺と本当に大切な物の存在、と言ったところがテーマだろうか。
ちょっとエンディングの予定調和な部分は気になるが
僕も同じく年を取ったのか「ま、これでいいか」と思えるから不思議。
では最後にアールが組織の若造にするアドバイスを

『人生を楽しめ、俺みたいに』





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