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| 2019年5月8日 水曜日 (晴)室温23°湿度50% ジビエ系の小説、近藤史恵著「みかんとひよどり」 珍しいジビエと狩猟を題材にした作品で ではさくっとストーリー フランス料理店で雇われシェフとして働く潮田亮二は過去に自分の店を潰した経験を持つ 腕は良いがなぜかぱっとしない料理人。 ある日、現在の店レストラン「マレー」ではオーナーの要望もありジビエ料理を出すため 始めたばかりの狩猟に出かけた潮田は山で道に迷ってしまい遭難しかける。 そこへ無愛想な猟師、大高が現れ九死に一生を得るのだが チャンスとばかりに店のために獲物の提供を頼み込むもあっさりと断れてしまう。 夢を諦め人との関わりを嫌う大高、何をやっても上手く行かないと思い込んでる潮田、 そんな二人に少しづつ変化が起きるのだが... 狩猟と言うと害獣駆除や動物愛護の問題があり その辺りがテーマの一つでもあるんだけどちょっとあやふやと言うか 書き手のスタンスが今ひとつ見えないため読んでいて何かふわふわする。 対してジビエの方はさすが著書にレストランものが多いだけに手慣れたもんで こちら一本で書いたら良かったのにと思うほど。 犬との繋がりも細かく書かれており確かに犬と山に入るのも楽しそうだなぁと思え 僕ならボーダーコリーかなと妄想してしまった。 ただ毎日二時間の山散歩はやり過ぎなんだろうか |
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