2019年6月10日 月曜日 (晴)室温25°湿度55%



食べ物系の小説、瀧羽麻子著「うちのレシピ」

街中の小さなフレチレストランを舞台に繰り広げられる人間模様を描いた
六話からなるオムニバスで、ではさらっとストーリー
啓太は料理人に成りたく務めていた会社を辞め街のビストロで働き始め二年。
オーナー夫妻にも気に入られお店でウェイターとして働いていた娘、真衣との交際も認められ
ゆくゆくはお店を継ぐ事を考え始めていた。
そこで両親同士の顔合わせを兼ね自分のお店でランチのセッティングをしたのだが
約束の時間になっても仕事命の母、美奈子は一向に現れず時間だけが過ぎて行くのだった....
一話につき料理が一品題材になっており、ちなみにその料理とは
チョコレートケーキ、すきやき、ミートソース、おにぎり、コンソメスープとマーブルクッキー、ハンバーグ。
一話完結で適度な長さが読みやすくそれでいて各話
登場人物、舞台は同じで主人公が変わるだけなので繋がりもあり読破感がある。
内容は軽めだけど確かに料理と記憶と言うのはいつも強い結びつきがあるもので
自分ならさしずめ母と良く作ったたご汁かなぁ。

星型とかハート型とか作って生煮えで不味かった記憶しかない


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