2020年1月10日  金曜日 (晴)室温16°湿度60%



走る系の小説、蓮見恭子著「襷を、君に。」

高校女子駅伝を題材にした作品で、ではさくっとストーリー
全国中学校駅伝大会にアンカーとして出場し圧倒的な速さでゴールテープを切った庄野瑞季。
陸上経験を持つ両親の元に生まれ走ることだけが生きがいだったが、いつしか走る意味を見失い
中学で陸上は辞める決意をしていた。
一方、そんな瑞季の走りをテレビ中継で見ていた倉本歩はその強さ、美しさに惹かれ「あの子のように走りたい」と
地元、港ヶ丘高校の陸上部に入部する。
そしてそこで瑞季とよく似た少女を見かけるのだが....
基本、青春ものなんだけけどもスポーツ貧血や女子特有の骨粗鬆症の問題など
陸上界に対する警笛もちょこちょこ含まれていて
その上、練習内容や目標タイムも具体的で結構リアリティがある。
それにしても日本人は本当に駅伝が好きなんだなと読んでいて自分自身も含め再確認、
人のために走る姿に心打たれるのは日本人特有の美学なんだろうか。
それに走る方も誰かのためにならもっと頑張れる気もするし。

来月のマラソン大会、襷かけて走ろうかしら(とりあえず反射タスキ)


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