2023年7月20日 木曜日(曇)室温27°湿度57%




身体系の本、畝山智香子著「食品添加物はなぜ嫌われるのか」

薬理学、生化学が専門の著者が巷に氾濫する食に関する様々な情報から
適切な判断をするためのポイントを解説した本。
食品添加物と聞くと入ってない方が良いと思うのが普通だが
実際は科学的に精査され安全性が認められてるわけで
天然のものにこそ危ない物質もありますよってのは中々視点が面白い。
確かに自然のものが安全とは限らないし添加物=悪でもないし
冷静にフラットに見る姿勢が大事なのかもしれない。
あとちょっと驚いたのがプロバイオティクスについてで
日本ではトクホや機能性表示食品のお陰もあって流行ってる印象があるが
世界的に見ると効果の低さから衰退傾向にあるらしくもっぱら研究されてるのは
マイクロバイオームってものらしい。
そのマイクロバイオームって何かというと
腸内細菌の種類や割合と言った個人差や地域差がある部分を
比較、解析し健康の源を探そうって感じ。
糞便移植なんかもその一つのようで理由は分からないものの
健康な人の腸内細菌を移植すると体調が良くなるわけで
だったら乳酸菌とか外から足すより超健康な人の腸内細菌の種類や割合を比較研究した方が
面白そうって流れみたい。

うーむ、そのうち飲むマイクロバイオームが出たら飲んでしまいそう


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