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焼き物系の小説、那須田淳著「緋色のマドンナ 陶芸家・神山清子物語」

現在放映中のNHK朝ドラ「スカーレット」のモデルにもなってる陶芸家・神山清子の半生を描いた小説で
ではさくっとストーリー。
佐世保で生まれた清子は山師で破天荒な父とお嬢様育ちで生活力のない母に振り回されつつも
明るく健やかに育つ。
そしてわけあって信楽に移住する事となり
そこで陶芸に出会い絵が得意だった清子は絵付け師になる事を決意するが
当時はどこの窯元も女人禁制だった,,,。
朝ドラと同じくこの小説もノンフィクションと言うわけではないようで多少の脚色はあるようだが
共通してるのはお父さんのとんでもない破天荒さで
それは読んでてちょっとイラっとするほど。
そして昭和初期とはいえ窯元が女人禁制だったとは知らず
酒蔵だったり窯元だったりどこか自然相手の業界は神頼みな部分があるため
そこが特別だったり変化だったりを嫌うって事なんだろうか。
ちなみにご本人は現在も作陶されており
いつか信楽に行く事があったら是非作品を手に取ってみたいなぁ

でもやっぱり信楽と言えばたぬきの置物で見てると不思議と欲しくなるから危険


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