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| 2020年3月27日 金曜日(雨)室温20°湿度70% 食べ物系の小説、谷瑞恵著「めぐり逢いサンドイッチ」 大阪は公園近くにある路地裏のサンドイッチ専門店が舞台のオムニバス作品で では早速ストーリー 「ピクニック・バスケット」はオープンして三年、笹子と蕗子の姉妹が営むサンドイッチ専門店。 お客さんは近所に勤めるOLを始め常連さんには「夢を売ってる」と言う謎のおじさんや一斤王子ことイケメンパン職人などなど 個性的なメンバーが揃っている。 そして笹子が作るサンドイッチは不思議と忘れていた懐かしい幸せの味を思い出させ 時にはそんな誰かのため笹子はまた新しいメニューを増やして行くのだった... 一話完結のオムニバスでありながら全体を通しメンバーの過去を明かして行くと言う 興味の途切れないなかなか良く出来た作品。 思い出の味って誰にでもある物でそしてそれは意外に豪華な食事ではなく 母親が作ってくれてたお弁当の中の一品だったり友達と学校帰りに食べたコンビニのテイクアウトだったり 足繁く通った汚いラーメン屋だったり何気ない楽しい幸せな記憶と強く結びついてるものなのだろう。 それはそうとこの作品に登場する関西風玉子サンドの具は茹で卵ではなく卵焼きと聞いてびっくり 是非一度食べてみたい。 実は僕は一般的なドロッとした玉子サンドが昔から苦手で敬遠してたんだけど つい最近H川が作った玉子サンドを食べたら激ウマで驚いた。 あの食感て卵の潰し具合で全然変わるもんなんだなぁ あと許せないのはフルーツサンドだけになった |
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