2021年10月19日 火曜日(晴)室温23°湿度50%



スポーツ系の小説、堂場舜一著「大連合」

高校野球を題材にした作品で、ではサクッとストーリー
県内ナンバーワン投手との呼び声も高い里田史也率いる新潟成南高校、
今夏は甲子園に十分手が届く位置にいたのだが彼らを悲劇が襲う。
練習試合の帰り道バスが事故に遭い里田は軽症だったものの多くの選手は入院を余儀なくされ
甲子園は絶望的となってしまう。
そこへ不祥事により同じく甲子園を諦めるはめとなった幼馴染でかつてはバッテリーを組んでいた尾沢朋樹が現れ
鳥屋野高校と連合チームを組み甲子園を目指そうと持ち掛けるのだが...。
連合チームと言えば箱根駅伝で聞いた記憶があり題材にした小説も読んだなと思ったら
まさにこの著者が書いた「チーム」って作品で今作はその高校野球版。
でも高校野球で連合チームってフィクションかと思いきや実話のようで
実際に部員の少ない高校がチームを組み予選に参加してるみたい。
さて内容は基本スポ根ものではあるんだけど連合チーム結成への根回し話も多く
やはり試合のドラマ性で言えば野球より駅伝の方が分かりやすいのかもしれない。
それにしてもチーム競技で不思議なのは強い人、速い人を集めてもそうそう勝てないところで
そこには数字だけではない誰かのためってプラスアルファがあるんだろうなぁ

とりあえず明日からタスキかけて走るか


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