2021年6月23日 水曜日(晴)室温25°湿度56%



山系の小説、大倉崇裕著「冬華」

山でドンパチ系の小説で、ではさくっとストーリー
街で便利屋を営む倉持はある日突然相方の深江と連絡が取れなくなり行方を探し出す。
かつて自衛隊の特殊部隊だった深江の足跡を追い始めるとすぐに妨害に遭い
倉持は深江が何か深刻なトラブルに巻き込まれた事を確信する。
そしてついに居場所を突き止め厳冬期の穂高岳へと挑むのだが....
シリーズものらしく今作は続編となり
そのためかキャラクター設定が前作ありきのようで話の展開が早め。
なので読みやすいんだけど今ひとつ感情移入が追いつかず前作を読んだ方が良いのかも。
あと山のシーンも思ったほど多くなく殺られるのも悪役だけと恨みつらみも少なめで
最近の傾向なのか悪者にも事情があるのが特徴のような気がするなぁ

たまにはもっと悪いやつが見たいってのはストレスなんでしょうか


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