2022年12月22日 木曜日(雨)室温9°湿度60%



スポーツ系の小説、乾ルカ著「向かい風で飛べ!」

スキーのジャンプを題材にした珍しい小説で
ではサクッとストーリー
小学五年生のさつきは父の仕事の都合で札幌から片田舎の沢北町へ引っ越すはめとなり
転校生特有のアウェイ感を味わっていた。
そんな時、同級生の小山内理子から声をかけられ誘われるまま向かったスキー場で
彼女がスキーのジャンプ選手なのを知る。
彼女が飛ぶ姿に憧れさつきもジャンプを始める事を誓うのだが...
選手の成長の過程、挫折や苦悩がテーマではあるんだけど
ジャンプ競技の組織の仕組みも丁寧に描かれおり
家族をはじめ地域ぐるみで支える事の大切さが良く分かる。
スキージャンプってもちろん競技として知ってはいたものの
自分自身全く接点がないしスキーさえもやった事ないため
どんな環境でどういった流れで選手へと進んで行くのか興味深かった。
でもやっぱり雪がないと出来ない競技なので環境が一番なのは間違いなく
自分なんてこのまま一生スキーをする事もないような

ここ最近の冷え込みで一応、山は白くなってるけど


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