2019年2月21日 木曜日 (晴)室温14°湿度73%



久しぶりにブックオフの100円コーナーから入手。
走る系小説、堂場瞬一著「チーム2」

箱根駅伝の学生選抜チームを題材にした小説「チーム」の続編で
メンバーも三十才となり実業団で走る者、監督をする者、スポーツメーカーで働く者、
七年後を舞台にチームのその後を描いてある。
では簡単にストーリー
かつて箱根駅伝の学生選抜チームがトップ争いに絡む快挙の原動力となった山城悟は
実業団の名門、タキタ陸上部に入りマラソンの日本記録保持者となっていた。
しかし現在は怪我に苦しみレースから遠ざかること二年、復帰が心配されていた。
そんな折、今度は経営不振を理由に陸上部の解散が決定、
サポートを失った山城は引退の瀬戸際に追いやられる。
傲慢なエース、完全個人主義な山城に手を差し伸べる人間はいないかに思われたが
かつて学生選抜のメンバーがチーム山城としてサポートを申し出るのだが....
一応、前作を知ってた方が登場人物のキャラクターがすんなり入るので分かりやすく
あと前作の他、マラソンの主宰・開催を題材にした小説「ヒート」にも山城悟が登場しており
そこも抑えておくとより楽しめるかも。
どうしてもマラソンは個人競技なので小説になりにくそうで
そこを箱根駅伝、実業団駅伝とからめて熱く盛り上げてあり
確かに駅伝は走る理由が重くなり読んでるだけで力が入ってくる。
誰かのためになら、もう一歩がんばれるって事なんだろうか。

うーん、美味しいお酒のためならがんばれるんですが


←back    next→

index