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2021年9月1日 水曜日(晴)室温28°湿度60% 52h44min,12336mD+,389.9km 食べ物系の小説、冬森灯著「うしろむき夕食店」 こちらで以前紹介したことのある小説「縁結びカツサンド」の方で 今作もやっぱり食べ物が題材。 ではさらっとストーリー、とある住宅街の外れにある珍しい自販機が目印の飲食店。 名前は別にちゃんとあるのだがそこは「うしろむき夕食店」と呼ばれ 女将の志満さんと孫娘の希乃香さんの二人が切り盛りしいた。 メニューはなんて事のない洋食屋だが 名物は「料理おみくじ」なるもので良く当たると有名で 人生に迷う人々が今夜も訪れるのだった.... 作品は短編を集めたオムニバスになっており 毎回人生の岐路に立たされた登場人物が「料理おみくじ」を引き救われるって流れで ちゃんとそれとは別に全体をつなげるストーリーも用意されててよく出来てる。 ただ所々に見られる特徴的な言い回しが少々気になるのも事実で そこは慣れが必要だろうか。 ちなみに登場する料理はエビフライ、マカロニグラタン、ビーフシチュー、メンチカツにハンバーグ。 どれも美味しそうで結局、街の普通の洋食屋さんが一番なのは間違いないかも |
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